あにえろ

『その精液を浴びた女は、性的に興奮し発情して肉欲の虜になってしまう』という特異体質の持ち主、千葉景虎は、祖国を離れ、ビクトルヴァーグ王国にある超名門校で‘道化’となっていた。黒い野望と陰謀を胸に…。『黒耀の蘭姫』雪乃を奈落へと引き摺りこんだ景虎が、今度は『白銀の百合姫』リディムを陥れる。真っ直ぐな彼女の気持ちは打ち砕かれ、澄んだその瞳も朧げな色へと、絶望の色へと変わっていく…。心とはうらはらに疼き立つ肢体をよじらせて、美しい美姫たちの悲しみと艶声は、自らを牝へと塗り変えてしまうのだろうか…？

――後輩のKちゃん、食っちゃいましたwww とある匿名ブログの記事は、 そんな書き出しから始まった。 記事の最後に埋め込まれた動画の中で、 同じ大学のテニスサークルに所属する 『彼女』の姿を見つけてしまった主人公。 飲み会の席で彼女の肩に 馴れ馴れしく手を回してくる男たち。 嫌な予感が脳裏をよぎる……。

「先生のためなら何でもするし何だってガマンするよ…。だって、私のことがいちばん好きって言ってくれるから…」他の子にも優しいのは、私だけに優しくしたらヘンに思われちゃうからだって。だから、二人だけの時だけはいっぱい優しくしてくれるし、気持ちいいこともしてくれるの。厳しい時もあるけれど、でもそれも私のためだから…。誰にもナイショの、私と先生だけの秘密なんだ！

風紀の乱れきった篁清学園で無事に定年を迎えることだけが唯一の望みだった教頭・野守。 乱れきった女子学生達の行動もひたすら見て見ぬふりをする日々。 ところが、校長が自校の学生に手を出すという信じられない不祥事が露見して解雇された。 そして理事長に「風紀を一新をしろ、できなければクビだ」と突きつけられ、目の前が真っ暗になる。 やる気のない教師、教師をバカにしてやりたい放題の女子学生たち。 中でも、理事長の孫娘でやりたい放題の桐生寺塔子が一番の問題児だった。 彼女に手をつければ、理事長の怒りは必定。頭をかかえる野守。 だが、「やるしかない！」 木刀を素振りしてなんとか往年の気力を振り起こし、野守は決断した。 勝負に出た野守は朝の校門での持ち物検査を施すが、検査どころか不良教師のセクハラが行われ、 怒った不良女子学生たちの反抗で、現場は無茶苦茶になる。 さらにその時、理事長の娘が登場したことで、混乱は頂点に達した。 追い詰められた教頭は、目を血走らせて叫ぶ 「校則違反許すまじ！」 覚醒した教頭は異常な迫力で教師達を統率する。 違反者への粛正が始まった。厳しい規則と違反者に与えられる羞恥に満ちたおしおきの数々！ 「狂った教頭」の伝説はここから始まる。

男性の生殖能力低下に伴った未曾有の少子化問題の解決のため 遺伝子組み換えによる「女性の両性具有化」が行われるようになった世界。 しかし新たな性「ふたなり」の子孫に男は産まれなかった。 世は女とふたなりが94％、男性が僅か6％という超性比の時代 珍しい男子は性搾取やいじめの対象になり、必然的に男子は手厚く保護される様になっていった…。 輝（アキラ）と渓（ケイ）が通う学園は、社会から隔離された男子保護区域。 明日の男の未来を担う生徒達を守り、健全な性教育を行い 立派な男として社会に送り出すための学園。 2人もまたそこで立派に成長し社会に出て行く…はずだった。 そう、不幸は突然にやってくる―。